センター機器・端末機器・加入者情報
FTTHの運用管理を一元化
統合管理システム (SIMS-6300)
統合管理システムとは、FTTHにおける放送系・通信系センター機器および端末の管理システムを統合し、加入者情報もあわせて一括管理できる統合型管理システムです。
管理システムを一元化することにより、導入や保守管理等のコスト軽減および日常的なオペレーション業務の軽減をサポートします。
特 長
- 光センター装置と光端末の統合管理ができます。
- 機能のモジュール化により、様々な運用に対応できます。拡張も可能です。
- SMS(顧客管理システム)との連携が可能です。
- DOCSIS系システムの管理もできます。(FTTHへのマイグレーションにおけるDOCSIS併用時)
- ユーザーごとに、オペレーションの許可範囲を設定できます。
- WEBインターフェイスにより直感的な操作ができます。
- モバイル端末からの操作・確認も可能です。
- 管理サーバの冗長化に対応。
- 10万加入者規模を想定したシステム設計。
システムイメージ

モジュール一覧
- D-ONU管理モジュール2詳しくはこちら
- 弊社指定のGE-PONシステムの管理・監視が可能です。
- V(R)-ONU管理モジュール詳しくはこちら
- 弊社製V(R)-ONUの管理を行います。
- 加入者情報モジュール
- 端末情報に加入者情報を結合する際に使用します。
- SMS連携モジュール詳しくはこちら
- 当システムとSMSを連携する際に使用します。
- 光ヘッドエンド機器管理モジュール
- 弊社製光ヘッドエンド機器(送信機やEDFA等)の管理・監視が可能です。
※STMU-106以降の製品が対象。詳細は要確認。 - モバイル連携モジュール
- モバイル端末からモバイル専用画面にアクセスし、端末機器の動作確認・操作が可能です。
※当システム管理サーバとは別筐体となります。 - ネットワーク機器管理モジュール
- 弊社が導入したネットワークスイッチの管理を行います。 ※管理対象は特定のハードウエアのみ。
- DHCP管理モジュール
- 顧客端末用DHCPサーバの設定・管理が可能です。
※当システム管理サーバとは別筐体となります。 - GPON管理モジュール詳しくはこちら
- 弊社指定のGPONシステムの管理・監視が可能です。XG(S)PONにも対応できます。
- 認証モジュール
- GPONシステム等で必要な端末認証を行います。認証エンジン「20-US1-AUTH-X02」を搭載。
※当システム管理サーバとは別筐体となります。 - DOCSIS管理モジュール詳しくはこちら
- DOCSISプロビジョニングシステムと連携し、当システムから管理・操作できます。
- CMC管理モジュール詳しくはこちら
- 弊社指定CMCの管理を行います。
※本モジュールの運用には、別途DHCP管理モジュールが必要な場合があります。 - CMC監視モジュール詳しくはこちら
- 弊社指定CMCの監視を行います。
※要求システムにより、モジュール構成やハードウェア構成は異なります。
PONシステムの管理
使用するPONシステムに合わせた端末管理モジュールをご用意しております。GE-PONは「D-ONU管理モジュール2」、GPONは「GPON管理モジュール」にて対応可能です。PONシステムが異なっていても同等の操作性を維持し、運用管理をサポートします。 ※弊社指定のシステムに限ります。
D-ONU管理モジュール2

- D-ONUの自動認証登録が行えます。
- 複数のOLTをグループ化し、登録・管理が可能です。
- 加入者情報、D-ONU機器情報を扱えます。
- OLT・D-ONUの状態確認、リセット、D-ONUの光シャットダウン等の遠隔操作が行えます。
- 対象機器の監視の行い、アラートメールを送信できます。
- Wi-Fi内蔵型ONU状態の確認、リセット、WEBインターフェイスの閲覧等の遠隔操作が行えます。(別途DHCP管理モジュールが必要)
- 10G-EPONシステムにも対応可能です。
※管理可能なシステムや機能は、ライセンスにより異なります。
GPON管理モジュール

- 弊社指定のGPONシステムを、当該システム上で扱えます。
- ONT端末の自動認証登録が行えます。
- 複数のOLTをグループ化し、登録・管理が可能です。
- 加入者情報、ONT端末情報を扱えます。
- OLT・ONT端末の状態確認、リセット、ONTのポート閉塞等の遠隔操作が行えます。
- 認証モジュールと連携し、電話サービスの認証が可能です。
- XG(S)PONシステムにも対応可能です。
V-ONU、R-ONUの管理
弊社製のV-ONUやRFoGにおけるR-ONUの管理が行えます。主に以下のような機能を実装しています。
V(R)-ONU管理モジュール

- 加入者情報、V-ONU・R-ONU機器情報を扱えます。
- V-ONU・R-ONUをグループ化し、登録・管理が可能です。
- 登録したV-ONU・R-ONUに対し、順次制御を行います。
- FSK送信機のネットワーク疎遠確認を行い、不通時にはアラートメールを送信します。
SMS(加入者管理システム)との連携
統合管理システムにSMS(加入者管理システム)を連携させると、SMSに入力した光端末器や加入者情報などの登録データを、定期的に当システムへ自動登録できます。これにより、両システム間での登録データの不整合を防げると共に、登録業務の軽減にもつながります。
さらに、V-ONU・R-ONUとD-ONU両方のSMS連携インターフェイスを一本化できるため、連携に伴うコスト軽減も期待できます。
CMCの管理
CMCの導入および運用で発生する定型的業務や状態監視・情報解析をサポートし、CMC運用のオペレーションコストを軽減します。
CMC管理ジュール

- 初回起動時に任意のコンフィグを割り当てることで、設置作業を支援します。
- ホワイトリスト形式でEMTA端末を登録し、EMTAの位置固定を実現します。
- コンフィグのバックアップ・適用が行え、故障等による交換作業を支援します。
CMC監視ジュール
- 温度・CPU/メモリ使用率・上位インターフェイス・上りSNR・モデムオンライン台数等の情報を、定期的に収集し表示できます。
- 接続されているケーブルモデムの一覧や状態確認が可能です。
- 死活監視や取得データが一定の閾値を超過した際に、アラートメールを送信します。
DOCSISの管理
FTTHへのマイグレーションにおけるDOCSIS併用時、「DOCSIS管理モジュール」にて当システムとプロビジョニングシステムを連携させることで、ユーザーの通信サービス(PON、CMTS)を意識することなく加入者情報検索等が横断的に行えます。
プロビジョニングシステムを導入済みの場合も、スムーズに取り込めます。
プロビジョニングシステム(SDPS-6000)
DOCSISケーブルインターネットシステムにおけるケーブルモデムやDHCPサーバの管理・運用業務をサポートします。
- 加入者情報、モデム機器情報を扱えます。
- 加入プランやオプションによるDHCPサーバの設定を行えます。
- TFTPサーバ、ToDサーバ情報の管理が行えます。
- モデム情報の確認、リセット等の遠隔操作ができます。
- モデム状態を定期的に監視しデータを保持しますので、障害時の解析に使用できます。
- SMSとの連携が可能です。
- WEBインターフェイスによる直感的な操作ができます。
- DHCPサーバの冗長化に対応。
- オペレーターや管理者などの権限によるユーザー管理が可能です。
- IPv6、DOCSIS3.0に対応。(対応範囲は要確認)
CMモニタリングシステム(SCMS-4800)
DOCSISモデムを使用したインターネットサービスにおいて、オペレーターが行うモデムの監視を行います。
- モデムの状態を定期的に監視しデータを保持しますので、障害時の解析に使用できます。
- モデム情報の履歴を閲覧できます。
- CMTS、日時、RF情報、CPEのIPアドレス等、多彩な条件での検索が可能です。
- 履歴表示が可能ですので、障害時の詳細な状況把握、原因究明に使用できます。
- プロビジョニングシステムと同一サーバで運用可能です。
CMTS監視システム(SCMZ-6910)
DOCSISケーブルインターネットシステムにおけるCMTSの監視をするシステムです。
- CMTSの状態を定期的に監視し、障害時に通知が可能です。
- 通信量・SNRを定期的に収集して表示することが可能です。
CMTSリモート監視サービス
遠隔操作により、お客様のCMTSを24時間356日リモート監視するサービスです。
- 障害が発生した際、状況把握から操作までを代行します。
- 有人監視のため様々な対応が可能です。
【障害発生時の主な流れ】
障害発生を検知 → 原因の一次切り分け → 障害状況を指定先へ報告 → 障害状況が緊急と判断した場合、指定された緊急連絡先へ連絡
【有人監視による対応例】
- 障害発生時に、お客様ウェブサイトの障害情報への記録を代行します。
- 指定時刻にカード切替を実施します。
【監視項目例】
- CMTS死活監視
- 温度状態監視
- ファン状態監視
- 電源モジュール状態監視
- モデムオンライン監視
- 上りSNR閾値監視
- リソース監視
- 上位通信障害監視
FTTH簡易お知らせサービス
FTTHサービスの要であるOLT、光ヘッドエンド機器等の健全性を24時間365日リモートで監視し、サービスに影響があると考えられる場合にはご連絡させていただくサービスです。
管理者は機器の管理のみならず、サービスが正常に行われているかどうかを監視するシステムの保守も行なわなければなりません。本サービスにより、監視システムの管理コスト削減に加え、オペレーションの補助も可能となります。
※統合管理システムを導入頂いたお客様限定のサービスとなります。