シンクレイヤ総合カタログ 2021-2022
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188(例)3.2%の送信機を10%で運用するときとなり、9.9dB分MODMONIレベルが上昇するように入力レベルを調整します。2)MOD MONIレベルがA[dBμV]で変調度ma[%]の送信機があったとき、この送信機をB[dBμV]のMOD MONIレベルで運用したときは以下の変調度mb[%]になります。(例)変調度が3.2%でMOD MONIレベルが74.5dBμVの送信機をMOD MONIレベル80.0dBμVで運用したときの変調度は、③光受信機の光入力レベルとRF出力レベルの関係光入力変動(dBm)の2倍がRF出力変動(dBμV)として出力されます。すなわち、光入力レベルが0dBmから+2dBmに変化したとき、RF出力レベルは4dB上昇します。(ただし、AGC機能がない場合)④ 波長多重時のEDFA出力レベルの関係光信号出力が平坦なEDFAに同じレベルの2波長の光信号を入力すると、光入力パワーは2倍となるが、光出力は飽和しているため1波長あたりのパワーは3dB低くなる。n波多重したときの1波長あたりの相対的な低下量は、10 logn[dB]となる。⑤光受信機に波長多重の信号を入力したときのRF出力レベルの関係波長λa(変調度ma[%]、光レベルPa[dBm])と波長λb(変調度mb[%]、光レベルPb[dBm])の二つの波長多重された光を受信機に入力すると、出力される両波長のRFレベルの差は以下の通りとなる。(計算結果がプラスのときはλaがλbよりRFレベルが高いことを示し、マイナスのときはλaがλbより低いことを示す。)※波長多重のときはクロストークやCNR劣化を考慮してください。①光送信機の変調度とRFレベル(MOD MONIレベル)の関係変調度[%]は変調モニター端子(MOD MONI)における電圧レベル[dBμV]の真値と比例関係にあります。1)標準変調度ma[%]の送信機を変調度mb[%]で運用する場合、MOD MONIレベルに以下の数値を加算したレベルで運用します。][log20dBmmab9.92.310log20= aABbm× = m2010[%][%]0.62.310205.740.80× = ②変調度と波数の関係1)各搬送波の変調度をm[%]、波数をnとしたとき、総合変調度M[%]は以下の通りとなる。nmM[%]= 2)アナログ信号1波あたりの変調度をma[%]、波数をn、デジタル信号1波あたりの変調度をmbb[%]、波数をnとしたときの総合変調度M[%]は以下の通りとなる。bbaaanmnmM22[%]× × + = babammPPlog20)(2+ 参考資料参考資料参考資料

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