NEWSニュース

2006.04.20
共同受信向け屋外型地上デジタル放送再送信装置を開発

新方式採用で安価かつ省電力性に優れた
屋外型OFDMマルチチャンネルプロセッサー「SDM-50CPR-J」を発売

ケーブルテレビのシステムインテグレータであるシンクレイヤ株式会社(JASDAQ:1724、代表取締役社長:山口正裕、本社:名古屋市)は共同受信設備向けに地上デジタル放送のパススルー伝送を行う屋外型OFDMマルチチャンネルプロセッサー「SDM-50CPR-J」を5月中旬より発売する。

シンクレイヤは共同受信向け地上デジタル放送再送信装置に新たなコンバーター方式を採用し、大幅な省電力化と低価格を実現した。

本機は従来のチャンネルプロセッサー方式とブロックコンバータ方式の長所を生かしながら、小型化と省電力化を実現した。入出力同一周波数方式と周波数変換方式いずれも対応しているため、UHF帯の伝送ができない狭帯域伝送路においてもVHF帯ミッドバンドによる再送信サービスが可能である。

なお本機は社団法人日本CATV技術協会 標準規格 JCTEA STD-012に準拠している。

特長

本機は連続した3チャンネルまでの放送波を1つのユニットで個別にレベル調整が可能であり、3大広域圏では3ユニットで全チャンネルの再送信が可能となる。この為従来品に比べ小型化と大幅な省電力化(当社比約70%の減少)を実現した。
さらに2系統の入力端子を備え、最大5つのユニットを実装することができるため、各地の放送プランにも幅広く対応できる。
筐体は防水構造のダイキャストケースを採用し、各種専用取付金具を用意しており屋内外問わず設置が可能である。

本機は共同受信施設での地上デジタル放送サービスの実現に最適な製品となっている。