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2008.01.07
FTTH用映像通信一体型光端末器「SORP-600」シリーズを発売

ケーブルテレビのシステムインテグレータ シンクレイヤ株式会社(JASDAQ:1724、代表取締役社長:山口正裕、本社:名古屋市)は、FTTHまたはFTTOでTV映像信号(70~770MHz帯)及びBS・CS-IF信号(1000~2602MHz帯)の受信、通信信号を送受信する屋外型光端末器「SORP-600」シリーズを受注開始しました。
「SORP-600」シリーズは、映像端末(V-ONU)と通信端末(D-ONU)を一体化した光端末器で、光ファイバーを使用したトリプルプレイサービス(映像配信サービス/音声通話(VoIP)サービス /データ通信サービス)の提供も可能です。光伝送距離10km用の「SORP-601」と20km用の「SORP-602」、通信端末(D-ONU)を機器設置後に追加可能な「SORP-600」の3機種をラインアップしています。
なお、1月16日(水)~18日(金)東京ビッグサイトにて開催される光通信機器の総合展示会FOE2008(ファイバーオプティクスEXPO)に出品いたします。(ブースNo.7-51)
システム例

特長
- 映像端末(V-ONU)と通信端末(D-ONU)を一体化した光端末器で、光ファイバーを使用したトリプルプレイサービス(映像配信サービス/音声通話(VoIP)サービス/データ通信サービス)の提供も可能です。
- 小型・軽量で省スペースでの設置が容易です。
- 脱着式ファイバートレイは、光ファイバーの接続作業が容易にでき、別筐体のトレイを必要としません。また、ファイバートレイは、メカニカルスプライス(又は融着スリーブ)やWDMフィルター等の固定部を3ヶ所、SCアダプター固定部を2ヶ所用意し、入線要求に対し、柔軟に対応できます。
- 電源は本体から脱着可能で、AC100V又はケーブル給電(DC重畳)で使用できます。
- SORP-600は通信端末(D-ONU)を装着していませんが、機器設置後でも追加(別売品)が可能です。
映像系
- 2602MHzのBS・CS-IF帯域までの広帯域を受信できます。
- 低い受光レベルで高いRF信号を出力することができます。
- 受光レベル範囲が広いため、システム設計及び端末でのレベル調整が容易です。また、光ATTの使用量を減らせる為、システムのコストダウンとなります。
- 広い受光範囲に対応したAGC機能を搭載していますので、端末での出力レベルの調整が容易です。
- RF出力レベル切替スイッチ(0/-15dB)を搭載しています。
通信系
- ネットワークトポロジーとしてPON形のトポロジーを用い、最大64ユーザーによるセンター設備、配線設備の共用が可能です。
- PONインターフェースは上り方向、下り方向ともに、1Gbit/sの帯域を有し、収容全ユーザーに対し、最大で約1Gbit/sのスループットを提供することが可能です。
- ユーザインターフェースとしては10BASE-T/100BASE-Tx/1000BASE-Tインターフェースを用い、ユーザネットワークとシームレスな接続が可能です。
- コアネットワークインターフェースには1000BASE-Tを用い、1Gbit/s PONインターフェースの帯域を充分に活用可能とするとともに、既存ネットワークとの接続を考慮して、100BASE-Txインターフェースの適用も可能です。
- 伝送距離により、10km用のSORP-601、20km用のSORP-602の2機種があります。