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2018.08.01
新4K8K衛星放送のBS左旋帯域におけるWi-Fi干渉対策型 光端末器を発売

ケーブルテレビのシステムインテグレータ シンクレイヤ株式会社(JASDAQ:1724、代表取締役社長:山口正裕、本社:名古屋市)(以下、当社)は、新4K8K衛星放送のBS左旋帯域におけるWi-Fi干渉対策を強化した光端末器『SOR-806R』を発売いたします。

2018年12月1日に新4K8K衛星放送が開始され、従来のBS・110度CS右旋円偏波(以下、右旋)および新たに追加されるBS・110度CS左旋円偏波(以下、左旋)により、多くの4K・8K番組が視聴可能となる予定です。
その中でBS左旋に使用されるIF(アンテナから出力される中間周波数)信号は、2224MHzから2643MHzです。この帯域にはWi-Fiで使用されている電波の2.4GHz(2400MHz)帯域が含まれており、光端末器に近接してWi-Fiルータを設置している場合、2018年12月1日以降は電波干渉が発生するチャンネルにおいて、視聴障害が起こる可能性があります。

Wi-Fi干渉対策を強化した光端末器『SOR-806R』はWi-Fiルータを隣に設置した場合でもWi-Fi電波をブロックし、視聴障害を防止します。

Wi-Fiの被干渉イメージ図(近接して設置した場合)

Wi-Fi帯域と同一帯域を使用する放送事業者

認定を受けた社チャンネル名周波数放送開始予定日番組の種類
(株)WOWOWWOWOW12ch2020年12月1日総合娯楽
日本放送協会 ※8KNHK SHV 8K14ch2018年12月1日総合編成

設置距離が近接している場合(例:情報分電盤内部に設置)

マンション・アパートなどの集合住宅では、各家庭に情報分電盤が設置されるケースが増えています。その内部では、右図の様にWi-Fiルータの近くに光端末器を設置する事が多々あります。
一般的な光端末器の場合、Wi-Fiルータから出力される電波が光端末器に対してWi-Fi干渉を起こし、テレビの視聴に障害が出る恐れがあります。

Wi-Fi干渉の影響を大幅に低減することが可能な構造を開発・採用したWi-Fi干渉対策型 光端末器『SOR-806R』をご使用頂くことで、BS左旋放送への視聴障害を未然に防ぎます。

一戸建ての場合、多くは住居の軒下あたりの外壁に光端末器を設置します。
この場合、屋内に設置されるWi-Fiルータとの距離が十分に確保されている場合が多く、壁による遮蔽効果もあるため現行の光端末器を使用してもWi-Fi干渉よるテレビへの視聴障害が起こる恐れはありません。
なお、現行の光端末器を屋内に設置する場合においても、Wi-Fiルータとの距離が確保されていれば(概ね3m)問題はありません。