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2022.10.24
当社社員が電気・電子技術の標準化活動で2022年度「IEC1906賞」を受賞しました

この度、当社社員が国際電気標準会議(IEC)より、標準化活動功労者として栄誉ある「IEC1906賞」をいただくこととなりました。
2022年10月24日(月)、経済産業省が主催する「令和4年度 産業標準化事業表彰式」が東京の「都市センターホテル」にて開催され、その中で「IEC1906賞」の表彰が執り行われましたので、お知らせいたします。
当社はIECなどの技術を基盤とした新しい価値を創造する活動を通じて、社会や業界の発展に貢献できるよう、引き続き努めて参ります。

IEC1906賞

IEC1906賞は、IECの電気・電子技術の標準化及び関連活動に大きく貢献したと評価される専門家へ授与されるもので、IEC創立から100周年を迎えたことを記念して2004年に設立された賞です。2022年は全世界で233名が表彰され、日本関係者36名の方々が受賞されました。

受賞者

ラカパン バラスブラマニアン(技術部 技術開発課 副主席技師)

受賞理由

受賞者は、IECの専門委員会TC100/TA5配下のWG5、WG3のエキスパートメンバーです。TA5メンバーと共にFTTH型ケーブルテレビ放送システムに関わるプロジェクトを発足以来15年以上にわたり、IEC60728シリーズの規格策定に大きく貢献してきました。国内委員会に継続的かつ積極的に参加し、FTTH型ケーブルテレビ放送システムに関する光ネットワークとその機器、システム性能および測定方法について、日本国内の技術基準を反映させた国際規格(IEC60728シリーズ)の策定に大いに貢献しました。特に、2022年2月に発行されましたIEC60728-115に関しては、プロジェクトリーダーとの連携を通して積極的な役割を果たしました。これらの貢献が評価され、今回の受賞に至りました。

受賞者の喜びの声

このたびの受賞にあたり、長年の活動に対しご理解、ご支援いただいておりますJEITA国内委員会である「TC100/TA5対応標準化G」の主査を始め、委員会の皆さまへあらためて感謝申し上げます。また、ご支援、ご協力いただいた当社の役員、上司を含む社員の方々に感謝申し上げます。会社を代表して受賞できたことを光栄に思います。長年にわたる活動が評価され非常に嬉しく、今後の標準化活動及び更なる研究の励みとなります。

【参考】
経済産業省のニュースリリースページ
IEC 1906 Award
※IEC: International Electrotechnical Commission /国際電気標準会議
 1906年創立。約80か国が参加している電気・電子技術および情報通信分野の企画の標準化を目的とする国際機関。